MFクラウド会計ユーザーの方必見

人気のクラウド会計ソフト「freee」で味を占めた筆者(当税理士事務所スタッフ)は、今度はモデルのローラさんのテレビコマーシャルでもお馴染みの「MFクラウド会計」で、見積書や請求書を作ってみることにしました。
(freeeの請求書に続き、当税理士事務所スタッフによる体験記の続編です。)

 

請求書作成専用の「MFクラウド請求書」を使う!

数ある「クラウド会計ソフト」の中で、「freee」や「弥生会計オンライン」と共に、人気を博しているのが、「MFクラウド会計」。

 

2012年設立の「株式会社マネーフォワード」が提供するサービスですが、請求書を作るには、同じくマネーフォワードが提供するサービスの1つで、請求書専用の「MFクラウド請求書」を使うと便利なようです。このMFクラウドシリーズは税理士で使用している方も大勢おります。

 

まずはMFクラウドのサイトにアクセスし、「無料で試してみる」

まずは「MFクラウド請求書」のサイトにアクセス。

MFクラウド会計

 

「無料で登録する」のページに飛び、メールアドレスや事業所名などを登録し、「早速使ってみる」のタブを押すと、プランの選択画面へ。

 

料金体系は月額500~5,980円の3つの有料プランが紹介されていて、期間限定の無料キャンペーンもあるようですが、その右下に、小さく「無料で試してみる」の文字があったので、迷わずクリックしました。

料金体系

MFクラウド請求書を早速使ってみる

左隅に「作成(見積書・納品書・請求書など)」「受信」「毎月自動作成」などの機能一覧が表示されるページに飛んだら、早速、左上の「作成」の項目の中から「見積書」をクリック。

 

右上に「見積書を作成する」のタブが出ているので、「取引先」や「金額」などの空欄を埋めていくだけで、こちらも簡単に作成できました。

 

消費税や源泉徴収税の取り扱いについても、入力項目の中の「明細」欄で、「金額」の右横の鉛筆マークが書かれた「詳細」という項目があるので、そこをクリックすると、「消費税をかけるか否か」「源泉徴収をするか否か」などを設定できます。

税理士との作業

 

請求書は、英語のテンプレートもある!

各書類のテンプレート(雛形)は、見積書と納品書は5種類、領収書は1種類ですが、請求書は10種類のデザインから選ぶことができます。

 

しかもその10種類の中には、英語の雛形までもが含まれています。「freee」には、英文の請求書テンプレートはなかったので、海外事業者との取引や英語でビジネスをしている人にとっては、「freee」より、「MFクラウド請求書」の方が使い勝手がいいかもしれません。

 

他の書類への変換も1クリック。しかも「関連書類」のタブに整理まで。

また、freeeでの請求書作成と同様、ひとたび見積書を正確に作成しておけば、その見積書を「納品書」や「請求書」に簡単に転換することができます。

 

やり方は、作成済の見積書を開き、その上の方にある「編集」「複製/変換」「PDF」「印刷」「削除」のタブのうち、「複製/変換」の右にある矢印をクリック。

 

すると「納品書を複製する」「請求書に変換する」といった選択肢が出てくるので、「請求書に変換する」を選びます。まさに1クリック、ものの1秒で、請求書を作成できました。ちなみに「領収書」も1クリックで作ることができました。

 

なお、作成済の各書類は、書類の上の方に表示される「プレビュー」「履歴」「関連書類」のうち、「関連書類」に分類されます。これなら、同じ取引の納品書や請求書、領収書などを、すぐに確認することができます。

freeeとの相違

「郵送」と「メール送信」も簡単。メール本文はカスタマイズ可

出来上がった書類は、もちろん郵便による郵送や電子メール送信もできます。

このうち「郵送」のサービスは、スタータープラン(月額500円)以上の契約が必要なため、そうした有料プランに契約した上で、1通につき、170~190円で郵送を代行してくれます。

 

請求書の郵送の為に、書類を印刷、宛名を書いて封入、切手の代金を確認、発送そのために事務員を雇ってという手間とコストを考えると、1通当たりのコストも決して高くはないでしょう。

 

また、メールで送信する場合は、「メール送信」のタブをクリックすると、別ウィンドウが立ち上がります。メールの本文は、ビジネスメールの定型文が既に入力された状態になっている為、「取引先のメールアドレス」と「本文の最後に自分の名前」さえ書き加えれば、すぐに送信することができます。

 

なお、このメール本文は、必要に応じて変更することもできるので、取引先に失礼のないよう書き換えることも可能です。

クラウド会計の導入

やり方は、「メール送信」をクリックすると出てくる送信フォームの「定型文 【?】」にカーソルを持っていき、青字の「右上の歯車 > 帳票設定」をクリック。

この「帳票設定」のページでは、書類のテンプレートの他、ロゴや印影(社印)を書類にレイアウトするかどうか、などを設定できるほか、下の方にスクロールすると、「メール定型文設定」という項目があるので、ここで定型文の編集もできます。

定型文をカスタマイズしたければ、本文を入力し、「帳票」の欄で「見積書用なのか、請求書用なのか」を選択、さらに「デフォルト(標準設定)にする」にチェックを入れると、次に「メール送信」をする際は、変更済の本文を使うことができます。

MFクラウド請求書

仕事上でのメールの送信は、ちょっとした作業ではありますが、相手のお名前を確認したり、仕事上のメールにふさわしい文面(ビジネス用語や言い回しなど)にしたり、意外に時間のかかるものです。

 

そうした細々とした時間を節約できると、本来業務の効率化にもつながりそうです。

 

スマホでも請求書作成ができた

ちなみに、このMFクラウド請求書も、PCだけでなく、スマホで作業できます。

 

PCで作業するのに比べて、いわゆる「サクサク」とできる訳ではありませんが、ソフト上などに既に取引先名が保存されている場合には、リストからその取引先を選び、金額等を入力、確認するだけなので、出先でも簡単に作業できるなど、利用するメリットは存分にありそうです。

 

MFクラウドなら当税理士事務所にお任せ下さい。

MFクラウドの導入やクラウド会計のご相談でしたら、お気軽に当税理士事務所にご相談ください。MFクラウドに対応した税理士サービスをご提供しております。

 

税理士事務所の連絡先